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ほぼ日刊三浦タカヒロ。

「ずいきがあがるころ。」

「ずいきがあがるころ。」

立夏。夏がひたひたと近付いてきています。
ある朝には屋敷林(イグネ)からかっこうのさえずりが聞こえてきましたし、仙台空港近くにある畑の畦ではヒバリが営巣。家ではツバメが営巣をはじめつつあります。
よく、セリを食べる旬は「かっこうが鳴くまで」といいます。
10月の出荷開始からずっと5月の大形連休くらい迄、セリを出荷してきました。そろそろ、今シーズンの生育、最後の収穫が終わります。今は、来シーズン用に使うぶんの種芹を選別し、種田(苗代)の準備をしているところです。
4月14日に種まきをした稲は、プール育苗、田んぼの荒おこし、田んぼに水を入れ、代かきを経て、「ずいきのあがった(田んぼから湯気のようなもやがくゆっている光景。名取弁?)」いいころあいに、田植えをする予定です。
近隣の農家に話を伺ってみますと、前年の教訓もあって晩期晩作をみんな考えていたのですが、春からの高温で苗の生育がぐんぐんすすみ、5月前半に田植えせざるをえない状況になってしまったのだそうです。
そういえば先日、知り合いの岩出山の農家の方も「生まれて初めて、一年に2回種まきをした。」と笑いながら育苗ハウスでの高温障害の話をしてくれていました。今年のお天道さまは、一体どんなご機嫌になるのでしょう。
何はともあれ、田植えとミョウガタケの床づくりが終われば初夏になります。タケノコ、フキ、ミョウガタケの収穫があり、アサツキの採種があり、春に種を播いた夏野菜の定植作業が際限なく待っています。
朝日が昇るととともに動きだし、夕日が沈むともに家路につく。
7ヶ月にもなったこどもといっしょにお風呂にはいれば、一日の疲れはどこかにいってしまうものです。



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